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DX時代のかんばん方式とは?


DX時代のかんばん方式とは?

50年以上の歴史をもつかんばん方式。一定の基準を下回った場合にのみ発注を行うことで、作りすぎを防ぐMin-Max法の代表例です。設定された基準在庫をもとに、在庫を補充していくこの発注方法の現状と今後を考察します。


Min-Max法の現状について

Min-Max法では、統計学に基づいて基準となる在庫を設定、基準在庫を下回ると補充することで、在庫の持ちすぎを防ぎ、生産のムダを省きます。必要なときに必要な分だけ発注するので、保管コストや管理する手間は不要、同時に、在庫切れとなることもありません。

一方、必要在庫数の変化が激しい場合は、設定した基準の見直しが必要となります。この見直しを行う際には、ある期間(1か月とか)の移動平均に頼って、基準となる在庫数を上げたり、下げたりしているのが現在の実情です。


DX時代のかんばん方式

では、次世代の看板方式とはなんでしょうか。基準となる在庫数も時々刻々と変化します。この変化をとらえいち早く追従して、基準在庫管理を行うことこそが、次世代のかんばん方式。AIを駆使してトレンド変化のシグナルとノイズを区分けして、シグナルがあれば基準在庫を上げ下げする。これができるとどれだけ短期間で需要変動があろうと追随ができるのです。あくまである一定の安定の前提にあるかんばん方式を激動の時代にあわせて進化させたもの、これが少量多品種時代の次世代かんばん方式ということです。


まとめ

デジタルトランスフォーメーションが進む中、株式投資においても、0.1秒単位で、AIが変化をとらえ、瞬時に判断、売り買いが行われています。在庫管理においても、人知を超えた膨大な数のSKUを瞬時に適正数を割り出すAIを活用していく、人がやることは新しい市場を生み出すこと。変化に対応するのはAIに任せる時代となっています。

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