で、こういう場合ですね。
例えば小売なんかだと。もっと安くしたいと思ってるけどね。仕入れて行きたいと。そうすると、まとめ発注していることで。
もう一つ、物流はもっと効率に物流効率を上げたいとなると、まとめて発送した方が効率がよかったね。
で、営業なんかもっと売上を上げたいって言うとですね。まあ押込み受注。まとめて受注してもらってね。まとめた方が安くなりますよって言ったらですね。さらにもっと稼働率を上げるたいということですね。
まとめ生産をする。ですね。そしてもっと安く調達したいのでまとめて発注する。どうでしょう?
どう考えてもそれぞれのチェーン内に一生懸命頑張ってるけど、これってすぐ隣のサプライチェーンでさえも迷惑を持ってませんかね?
この中で一つでも部分最適あったら全体に成果をもたらさない。これ合ってません?なぜって言ったら、このサプライチェーンの一番弱いところが律速になる、制約になるわけです。
で、質問なんです。みなさんの会社に部分最適の行動ありますか?言ったら、うんって、もしかしたらあると思うかもしれない。そういう人たちってね、部分最適の行動を喜んでやってみますか?へっへっへ、自分さえ良ければいい。本当にそう思っている?本当は皆さ、全体最適にしたいと思ってんじゃない?でもさ、なぜ?自分の属する組織の目標達成のために一生懸命働いているんじゃないの?当たり前じゃないですか。それが分散最適に見えると。実はゴールドラット博士はこう言ってるんですね。「どのような尺度で私を評価するか教えてくれれば、どのように私が行動するか教えてあげましょう。もし不合理な尺度で私を評価するなら、私が不合理な行動をとったとしても、文句を言わないでください。」
市場の問題だと。部分最適で評価されながら全体最適な行動しようと。めちゃくちゃ難易度が高くないですか?もし、部分最適のあるルールが会社の中であれば、まあ、IT化するとどうなります?それをITのルールに取り込むんです。どうなります?すると部分最適のルールをこれから何年も使うんですよ。そうするとね、何年も温存することになる。てことは何?部分最適の行動の温床なりませんか?それぞれの組織でどういうことが起きているかというと。本当は全体最適だけどなんか部分最適になっちゃう、そのジレンマってどんなことがあるか?
物流現場のジレンマです。ね、業績あげたいってもの部分最適だと思うんですよ。そのためには効率を上げるし、そのためにはまとめて運ぶ必要がある。業績を上げるために、さらにですね。市場の変化に迅速に対応する必要がある。そのためには今、必要なものしか運ばない。どうしよう、これ対立しません?まとめて運ぶと市場の変化に迅速に対応することが出来ないし、今、必要な物しか運ばないと効率を上げることに妥協を強いてしまう。どうですか?これさIT技術で解決する問題?どうこれ、解決しないんでは?
さらに営業現場です。業績あげたいっていう気持ちはあるんです。そのためには売上を上げる必要がある。そのためには安くしてもたくさんの人に売る。売り上げは大事ですね。一方で業績を上げるためには利益を確保する必要がある。そのためには、今必要なものしか売らない。これも実は対立してる。
で、たくさん安くしてもたくさん売ると、利益を獲得できなくなるし、今必要な物しか売らないと売上確保することに対して妥協してしまった。これどうでしょう?このジレンマIT技術で解決しますかね?
生産現場です。業績を上げ続けるためには、効率上げる必要がある。効率を上げるためには、まとめて作る必要がある。稼働率上げてね。そういうふうにやるってのは、ごく普通に考えるとですね。一方で業績を上げるためには、市場の変化に迅速に対応する必要がある。市場の変化に迅速に対応するためには、今必要なものしか作らない。それも対立しちゃう。で、まとめて作ると、市場の変化迅速に対応することできないし、今必要なものしか使わないと効率を上げることに対して妥協してしまうことになる。これITで解決します?
で、更に調達現場です。業績を上げるためにはコストを下げる必要がある。そのためにはまとめて買う必要があるんですね。まとめて買ってくれたら、ルートが増えたら安くしますって言われますもんね。一方で業績を上げるためには、市場の変化に迅速に対応しなきゃいけない。そのためには今必要なものしか買わない。これもジレンマですね。で、まとめて買うと、市場の変化に迅速に対応出来ないし、今必要なものしか買わないとコストを下げることに妥協してしまうこと。
どう、これIT技術で解決できますか?デジタルトランスフォーメーションで全てが解決する。どうやらここにはちょっと落とし穴がありそうだと思いません?
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